今回は石塚真一さんによるジャズ漫画「BLUE GIANT(ブルージャイアント)」について書いていこうと思います。
2017年、第62回「小学館漫画賞」(一般向け部門)、第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞し、2024年7月時点でシリーズ累計部数は1250万部という大人気作品です。
この作品は、物語の舞台によって若干タイトルが変わっていて、どの順番に読めばいいのか迷う方もいらっしゃると思います。
この記事では現在4つ目のシリーズが連載されているBLUE GIANTシリーズの正しい順番はもちろん、映画版は漫画の何巻の話なのかについて中心に書いていこうと思います。
※プロモーションを含んでいます。
各シリーズのあらすじ
それではBLUE GIANTシリーズの正しい順番を簡単なあらすじとともに見ていきましょう。
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第1部・BLUE GIANT

始めのシリーズは「BLUE GIANT」です。始めのシリーズには、BLUE GIANTの後に副題が付いていません。全10巻で構成されていて、物語の舞台は仙台と東京です。
高校時代にジャズサックスと出会った主人公・宮本大が、持ち前の情熱と類まれなる才能で驚異的な成長を遂げていく姿を描いています。
地元の仙台で腕を磨き、東京のジャズシーンに飛び込んだ大は、一流ミュージシャンたちとの出会いの中でさらなる高みを目指します。
第2部・BLUE GIANT SUPREME

次のシリーズは「BLUE GIANT SUPREME(ブルーライト シュプリーム)」です。
全11巻で構成されていて、舞台をヨーロッパに移し、大がさらなる飛躍を目指します。
ドイツ・ベルリンで音楽留学を始めた大は、現地のミュージシャンたちとセッションを重ね、ジャズの本場であるヨーロッパのジャズシーンに果敢に挑戦していく姿を描いています。
第3部・BLUE GIANT EXPLORER

第3シリーズは「BLUE GIANT EXPLORER(エクスプローラー)」といって全9巻で構成されています。
ヨーロッパを舞台にジャズメンとして成長してきた主人公・宮本大。新たな夢を追いかけ、テナーサックス一本を手にアメリカへと旅立ちます。
降り立った街は西海岸のシアトル。そこで出会ったピアニスト・アントニオと意気投合し、演奏活動を始める大。しかし、アメリカでの厳しい現実と、才能あるミュージシャンとの競争の中で、大は次第に自信を失っていきます。
様々な苦難を乗り越え、ジャズの本場アメリカで自分自身の音楽を見つけていく大。彼の情熱的な演奏は、多くの人々を魅了していきます。
第4部・BLUE GIANT MOMENTUM

第4シリーズは、「BLUE GIANT MOMENTUM(ブルージャイアント モメンタム)」です。
現在ビックコミックで連載中で、2巻まで発売されています。
「BLUE GIANT EXPLORER」の旅路を経て、大たちはついにジャズの中心地であり、最も熾烈な競争が繰り広げられるニューヨークに到着します。しかし、そこで彼らを待ち受けていたのは、ライブどころか日常生活さえもままならない厳しい現実でした。
ニューヨークという困難に満ちた環境で、大たちがどのようにジャズと向き合い、成長し、そしてどのような音楽を紡ぎ出していくのかが描かれます。ジャズの聖地で頂点を目指す彼らの新たな挑戦が、今始まります。
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作品のみどころ

主人公・宮本大の圧倒的な成長と情熱
本作の見どころの一つは、主人公・宮本大の圧倒的な成長と情熱です。
- 仙台で高校生のサックス奏者として芽生えたジャズへの情熱
- 上京後の猛烈な練習と音楽仲間との出会い
- ヨーロッパジャズシーンへの挑戦と挫折
- 帰国後の新たな挑戦と葛藤
大は持ち前の才能と努力で、常に向上し続けます。壁にぶつかり、苦悩する姿も描かれ、読者の共感と感動を呼びます。
ジャズのリアルな描写
このシリーズの最大の特徴の一つは、ジャズ音楽を生き生きと描写している点です。
視覚的なメディアである漫画でありながら、演奏の迫力や感動をページをめくるごとに感じさせることができます。
太い線や詳細な表情描写を用いて、演奏の緊張感や情熱を伝え、読者に音楽を「聴かせる」ことに成功しています 。
ジャズへの深い愛情
作者・石塚真一先生のジャズへの深い愛情が随所に感じられます。
- ジャズの歴史や文化
- 演奏におけるテクニックや表現
- ジャズミュージシャンたちの生き様
作品を通して、ジャズの魅力を存分に味わうことができます。
BLUE GIANT のタイトルの意味は?

漫画「BLUE GIANT」のタイトルには複数の意味が込められています。まず、「BLUE GIANT」は青い巨星を指します。これは、天文学で非常に高温で青白く輝く星を意味し、主人公の宮本大の情熱と目標を象徴しています。
また、「BLUE」にはジャズ音楽との関連もあります。ジャズはブルースから発展した音楽であり、「BLUE」という言葉にはその音楽の根源的な意味が込められています。ジャズの世界で頂点に立つことを目指す宮本大の物語は、まさに「青い巨星」としての輝きを目指す彼の挑戦を描いています 。
映画版は原作の何巻の話?
2023年2月に劇場版のアニメ映画が公開されました。この映画では、漫画の第1シリーズの「BLUE GIANT」を映像化しています。


劇場版アニメを見て続きが気になった方は、第2シリーズの「BLUE GIANT SUPREME 」から見るといいですよ!
劇中の音楽は、世界的ジャズピアニストの上原ひろみさんが担当しています。主⼈公たちが結成するトリオ「JASS」の楽曲も、上原さんがこの映画のために書き下ろしました。
また、主人公・宮本⼤のサックスを演奏するのは、国内外のアーティストの中からオーディションで選ばれた⾺場智章さんが担当します。大と⾼校で同級⽣だった⽟⽥俊⼆のドラムはmillennium paradeのドラマーとしても活躍する⽯若駿さんが担当しています。
声優キャストは、主人公・宮本大役に山田裕貴さん。雪祈役を間宮祥太朗さん、玉田役を岡山天音さんが務めています。

ストーリーはもちろんのこと、ライブシーンの演奏が特に素晴らしかったです。ライブで聴いているような臨場感でした。
まとめ
今回は漫画「BLUE GIANT」について書いてきました。シリーズの順番としては、
BLUE GIANT
↓
BLUE GIANT SUPREME
↓
BLUE GIANT EXPLORER
↓
BLUE GIANT MOMENTUM
という流れになっていて、現在は「BLUE GIANT MOMENTUM」が連載中です。
また映画版では、第1シリーズの内容がアニメ化されています。
主人公・宮本大は、ジャズへの深い愛情と情熱を持っています。その情熱は作品全体に溢れ出し、読者を魅了します。ジャズファンはもちろん、初心者も楽しめる作品なのでぜひ興味がある方は読んでみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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